法螺貝でビバーチェ

ポケモンの構築記事を紹介していきます。

USUMシーズン11使用構築「洗濯式ウツロバシャカグヤバンギピクシー」最高2081、最終19×× 構築記事+余談

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はじめましての方ははじめまして!そうでない方は毎度ありがとうございます!
シーベルです!(^^ゞ
まずは皆さんシーズン11お疲れ様でした!今シーズン私シーベルは晴れて7世代最高レートを2075から2081に更新することができました!ありがとうございます!ただ見えていた21には乗ることが出来ず非常に悔しい思いをしたシーズンでもありました。ですが得たもの見えたものも多かったので実りあるシーズンだったのは間違いないです。
来期からは今期見えた可能性を確かめるために構築の中身をガラりと変えるため今シーズン使っていた構築の記事を記念に残したいと思います。拙い文章ではありますが最後までお付き合い頂けると嬉しいです!
それでは早速紹介していきたいと思います。

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Wロトム@水Z
浮遊/控えめ/H108 C148 S252
鬼火/エレキネット/放電/ハイドロポンプ

本構築のMVPにしてプチ地雷枠。後述するウツロバシャカグヤバンギピクシーで死ぬほど重い初手カバ、ゲッコ、グロスに強い神ポケ。(草Zゲッコ?そんな古代兵器知らないです)
振り方は、今回対面指向が強いため遅いミミッキュに鬼火を入れる場合やネット後の抜ける範囲を広くするために準速、ネット後は最速135族辺りまでは抜くことができます。他は最低限の耐久と火力を確保するために上記のような振り方になっていますがこの振り方は何を意識したかというよりも広く浅くで見た時に最低でも1発は耐えて行動することに重点を置いています。なのでベストな振り方というのはぶっちゃけ分かりません!
この振り方も全然自信はないですが現状これが一番使い安かったです。
運用方法としては、初手に投げて腐るほど初手にくるカバに水Z、グロスにはネットから入って水Z、ゲッコにはネットから入ってネット連打です。
鬼火は偶発対面してしまったミミッキュやその他物理アタッカーに撃ちます。放電は余裕が出来たり有利対面で交換読みで当てて麻痺をひくと幸せになれる技です。ハイドロポンプはZ化に必須なので。素ではまず当たりません。
ロトムはボルチェンを駆使したサイクル戦のイメージが強いため舐めたカバやゲッコ、グロスはまず削りにきたり補助技を選択されることが多いので対面での勝率は20帯をもってしても8割を越えていたと思います。
余談ですが私は思念で怯ませてくるグロスが世界で一番嫌いです(笑)

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ウツロイド@襷
ビーストブースト/臆病/CSぶっぱ
ステロ/毒びし/電磁波/Pジェム

昨シーズンに引き続きウツロバシャカグヤの一角として採用。バシャカグヤのサポートに徹することが大きな役割の1つだが相手によってはブーストから抜きエースにもなれます。選出段階でステロ、毒びしの優先度を決め、電磁波まで撒ければお仕事完遂だが今シーズンはこれでもかってくらい電磁波外したり怯んだりでの出落ちが多かった。ただ、刺さる相手にはバンギと併せてぶっ刺さっていることも多かったです。

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バシャーモ@バシャーモナイト
加速/意地っ張り/ASぶっぱ
守る/バトン/フレドラ/膝

ウツロバシャカグヤにおける抜きエース兼展開役。当パーティではウツロイドが起点作ったあとに死に出しから攻撃orバトン展開する形の他にミトムバシャカグヤの並びで初手のミトムで対面を荒らしてバシャカグヤにつなぐ形も多かったです。守るからの加速があるため非常に相手の行動を縛り安い反面守る読みの身代わりや不意のトリル展開、壁展開に四苦八苦しました。
火力については超・馬鹿力の一言、受けにきた相手に急所が入るとマンダやレヒレですら崩れるのを何回か見ました。さすがフレドラの反動、膝割り等で耐久を捨てているだけのことはありますね。
バトンについてはほとんどの場合、上がったSをカグヤに回せる時に回すという使い方ですが極稀にミトムやピクシーにパスする場合もあり、応用範囲はかなり広かったです。

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テッカグヤ@残飯
ビーストブースト/臆病/H164 S244 残りB
守る/宿り木/身代わり/エアスラ

ウツロバシャカグヤにおけるウツロの起点作成、バシャからのバトンと繋いでやどみがでの詰めの役割担います。バシャによくあと投げされるマンダ、レヒレ、ランド辺りを起点に嵌めにいきます。身代わりを残してのまもみがループに持ち込めれば宿り木を外さない限りはまず負けません。
また、Sを準速ガッサ意識で準速70族抜きまで降っているのでバトンを繋げなくてもわりと素で嵌めにいける範囲が多いです。構築の性質上、上からの行動が多いためエアスラの怯みでワンチャン狙いに行けるのも強みの1つです。ただしエアスラは思いの外よく外れます。。外れます。

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ピクシー@アッキの実
天然/図太い/HBぶっぱ
小さくなる/瞑想/月の光/ムンフォ

当パーティの害悪マスコット、バンギピクシーの縮む方担当、古き良きテンプレのピクシーです。
上記の並びで死ぬほどつらい相手のメガバシャを加速後でも唯一止められるポケモンです。ただしメガバシャクラスの攻撃は急所の危険もあり、かなり動きが縛られます。メガバシャの他にもメガマンダ、アイへのないメガクチート、呪わないミミッキュ等物理アタッカーであればあれこれ駆使して以外と止められます。ですが上記のメンバーですら縮むタイミングを間違えると瞬殺されることも多いのでピクシーを使う時はピクシーに対する技のダメ感が非常に重要になります。
今期は相手のパーティにピクシーを確1、確2圏内に入れてくる特殊アタッカーが多かったため非常に動きにくいシーズンでした。また、相手パーティに鋼、毒タイプが複数体いることも珍しくなくウツロイドの毒びしも併せて非常に出しにくく選出段階で腐ることも多々ありました。
また、不意の毒持ちやゴーリ対策のついでにやられることも多く、このポケモンに関してはかなりの向かい風を感じるシーズンになりました。

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バンギラス@バンギラスナイト
すなおこし/陽気/ASぶっぱ
龍舞/地震/噛み砕く/エッジ

2世代からずっと好きな、レートを始めるきっかけにもなった相棒枠。バンギピクシーの舞う方担当、こちらも古き良きテンプレ型のバンギラスです。
今回のパーティは表の選出がウツロバシャカグヤ、またはミトムバシャカグヤとなるので基本的には裏エースとして運用となります。
ウツロバシャカグヤが苦手とする相手としてドヒドグライ等の受けサイクル、受けループがあります。今回は主にこの手のパーティに隙を見て繰り出し、粉砕する役割を担いました。
他にもウツロイドがステロを撒くのが難しいリザ入りやマンダゲンガー絡みのパーティに投げることもありました。
動きとしては舞える相手の前で舞って対面、後続に砂ダメと併せて負荷をかけていくというのが基本的なものです。
今シーズンもなかなかの自覚があり、要所でのエッジ成功率は非常に高かったです。選出機会自体は少ないですが基本スペックが怪物級なのもあり、出せばきっちり仕事はしてくれたので刺さる相手を見極めれば現環境でも十分活躍はできます。活躍できます!


はい、ここまでが今シーズン使用した構築の主な紹介になります。きつすぎる相手としては初手Zコケコ、アーゴヨン、ガッサ、レボルト、バシャ、草Zゲッコ、ゴーリ等のレート勢が苦しんでそう、または憎んでそうなポケモンや並び全般です!
今期は21には届かなかったですが7世代での自分の最高記録を更新することができました。またこの後少し書きますが対戦する上での思考として得たものもあり、大変充実したシーズンでした。
最後になりましたが今期対戦してくれた方、からきおす杯、運命杯等チームを組んでくれた方達、Twitterやオンライン大会で絡んでくれた方全てに感謝を込めて、ありがとうございました!
そしてここまで読んでくれた方、重ねて本当にありがとうございました!
(一応ここまでで構築記事は終了です。余談としてこの後少し続きますので興味がある方はもうしばらくお付き合い頂けると嬉しいです!)






さて、いつもならここで構築記事は終了なのですが、今回は趣向変えて、ここからは少し余談じみた話をしていきたいと思います。余力のある方は最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

「レート対戦におけるプレイヤー間の認識のズレ、歪みについて」の私の思うこと
⬆️
これがここから少し話していこうと思うことです。
最近、TLを見ているとその居座りはあり得ない!とか、なんで突っ張るんだよ低レート○ね!みたいな呟きを見ることがあります。
俗に言うヤンキープレイというやつだと思いますが似たようなことはぶっちゃけ19帯や20帯、21帯の試合でも起こり得ります。個人的にですが練度の高いプレイヤーほどその辺のプレイスキルが突出しているように思います。そして強者のそれは最早ヤンキーなどでは無く、それは裏読みや経験からくる根拠を持った一手であることが多いように感じます。
ここまで訳の分からないことを話してきましたが要は何が話したいのかというと、そういう強引な居座りであったり本来ではあり得ないプレイングはされる側とする側では見えている景色に、頭の中の認識にズレ、歪みのようなものがあると特に今シーズンを通して考えるようになりました。
具体的に、例えば構築記事で紹介したミトムとメガメタグロスの対面で考えるとこちら側はネットからの水Zという処理コースがあるため居座り、ネットから入るのが安定となります。ところが相手から見るとこの対面、キーとなるエレキネットという技が認識のうちにないことが多くミトムといえばボルチェン、ならば眼鏡でも耐えることができるしとりあえず殴って削ろう、もしくは鬼火等を警戒して退くかの選択となる場合が多いと思います。
仮にボルチェンへの退き先として裏に地面タイプがいたとしても水タイプを複合しているミトムに投げることは躊躇われ行動としては突っ張る方に傾くトレーナーが多いと思います。ですが結果としてその選択が対面負けに繋がります。
この例は簡単でかつ1つの対面を切り取った極端な例ですが双方で最初から見えている、思い描いている景色が違います。ですが対面1つ切り取って見てもこれだけ違いがあるのにましてや選出単位で見るとポケモンの型によっては双方まるで見ているものが違ってくることも起こり得ると思います。そんな中で不利対面居座りに対しての運負け主張などは非常にナンセンスだと最近のTLを見ていて思いました。もちろんどちらが正解かなどは私なんかが断言できるはずもないので分かりませんが、私自身はオンラインであれ生きている思考を持った人間と対戦しているのだから数多のプレイヤーが共通して見えているものよりも自分だけにしか見えない、良い意味で相手の度肝を抜くようなプレイングをしてみたいと最近特に強く思うようになりました。
このプレイヤー間の認識のズレを意図的にパーティ単位で組み込みプレイングと併せてこのズレを少しでも多く生かして勝てるようになるというのが今シーズンの私の目標です。
恐らく地雷ポケモンもしくは地雷パーティみたいな形で結果を残している方達はこの辺りをうまくコントロールしているのだと思います。
コピーパやスタンパなどがありふれた環境でなお埋もれない個性を放つパーティで勝つのが私の理想であり、出発点でした。私はまだ全然そういったもの達成出来ていないので現環境でなお工夫し続ける全てのプレイヤーに敬意と感謝を示して理想に少しでも近づけるようにS12を楽しみたいと思います!

っていうくそ長い本当に他の人からしたらどうでも良い自分語りでした!
……はい、完全に自己満足の文章です。こんなの久しぶりに書きました。でももしここまでお付き合いして頂けた方がいれば本当に本当にありがとうございます!
新シーズン12も楽しんでいきましょう!
それではまた!
みんなの健闘を祈る!