法螺貝でビバーチェ

ポケモンの構築記事を紹介していきます。

S6使用構築『破壊パオジガモス』最終83位(2079)

 

まずはS6お疲れ様でした。

シーベルと申します。

今回はまた最終順位2桁に残ることが出来たので記念に構築記事の方書いていきたいと思います。

記事の内容について、まずは構築の中身紹介、次にざっくりとですが立ち回りについて、最後に構築完成までの変遷について記載していきます。

それではいきます。最後まで読んで頂けると嬉しいです。

 

 

意地っぱり/A252/S252/B4

破壊神。火力が異常。

悪テラス珠不意打ちで無振りテツノツツミが確定で消し飛ぶ。

悪テラス珠かみくだくで無振りガブリアスが約7割の乱数一発。

ステロ撒いた後はヘイラッシャですら後投げが安定しなくなる。

まともにこいつを受けられるポケモンがこの環境に存在しない。

これでS135族である。

あろうことか氷柱落としで怯みまで狙える。狂ってる。

このポケモンの真骨頂は不意打ちに対する明確な回答を持ち合わせていない相手への縛り・スイープ性能、及び不意打ち択における絶対的優位性にあると個人的には思う。

不意打ちを透かすには変化技を選択しないといけないわけだがそもそも素の火力が高すぎて不意打ち以外の技を選択された時のリカバリーが間に合わない状況が多く起こり得る。故に変化技で不意打ちを透かす悠長を相手に選択させにくい点があまりにも強かった。

不意打ちは基本相手依存になるためあまり今まで使ってこなかったがこのポケモンが使う不意打ちは多くの局面で主導権がこちらにあるためとても動かしやすかった。

またヘイラッシャ以外のパオジアン受けがいる構築に対しては投げられるタイミングを読んで剣舞するだけで基本試合が終わるためEasyWinを量産出来た。

 

 

臆病/C252/S252/B4

パオジアンが明確に不利を取る相手のブーストツツミに対してステロと併せて汎用性を維持したまま崩せる枠として氷テラスブーストツツミを採用した。

従来のテツノツツミとしての働きを損なうこと無く比較的ローコストで相手のテツノツツミに対してのメタとなれる点は唯一無二の性能だった。

ただしステロを撒けないと氷テラスフリドラを乱数で耐えられることがあるため耐えられた後の相手の最速ブーストツツミとの同速対決がとても不毛だった。(2敗)

 

 

 

意地っぱり/A252/S252/H4

救世主。

最終日前日に入ってきた枠。

初手に置ける対面性能高めでステロも撒けるポケモンとして採用したが使っていく中でステロを撒くよりもシンプルに目の前に通る技押して殴ってた方が強いことに気付いてこの技構成になった。

この変更のおかげで2桁順位確定させる試合で岩石封じが相手にぶっ刺さり主導権を完全に掌握することが出来たのでこの変更は間違ってなかったと思う。

 

 

腕白/H196/D244/S60/A4/B4

最終的にこの技構成に落ち着いたが最初はカゴの実を持った挑発、眠る、砂地獄、カタストロフィの受け駒絶対殺すマンとして起用していた。当初挑発を採用していたためのS振り個体をそのまま流用した。

テラスが飛行なのは受けルの地割れラッシャを嵌め殺すための名残り。

正直今期は受けルとまったく当たらなくなったので型を変更するに至った。少し前までは地震の枠を挑発にしておりステロを撒きつつ相手の鈍足受け駒を砂地獄でキャッチして嵌め殺す役割を与えていたが地震を抜くと単体性能が想像以上にガタ落ちするため仕方なく挑発を地震に変えた。

役割はステロを撒くこと、初手に対面しやすいディンルーミラーで何が何でも逃さずに最低でもお盆を消費させた上で半分以上はHPを削ること、他の鈍足受け駒に対して砂地獄によるサイクルカットからの削りで可能な限り受け駒を疲弊させることの3点。

ちゃんと当ててくれればめちゃくちゃ強いポケモンなのだが、砂地獄の命中が目も当てられないほどゴミ、カタストロフィの命中もゴミ、何回外すんぞお前ふざけるなよってくらいポコジャカ外しまくる。

こいつがちゃんと仕事すれば勝てた試合はあまりにも多い。

あまりにも外し回るため最後の方は信用出来ず選出もあまりしなくなった。

 

意地っぱり/H228/A252/S28

最終日前日最後に入ってきた枠。

ここまでで地面の一貫が出来ておりスカーフガブリアスが重かった点、雑な引き先となり得る点、ノータイムで受けを許しにくい火力を押し付けられる点、単純に優秀なスイーパーとなれる点を考慮し鉢巻カイリューを採用。

ほぼ出さなかった。

そもそも自分が拘り持ちのポケモン使うのあり得ん下手くそなの忘れてた。

ただ相手への選出画面での圧は強いため選出を絞り込みやすい点で恐らく見えない貢献をしてくれていたのだと思う。

確か最終日も数回選出はしたがあんまり記憶に残る場面が思い出せない。

 

 

 

臆病/H244/B204/C4/D4/S52

9世代相棒枠。

最強の積みエース。

こいつがいなければこの位置に自分はいないと断言出来る。

本当によくやってくれた。今期の最後の試合2縦して締めたのもこのポケモン

S1からこのポケモンを使い続けているのでダメ感や練度はこの構築では一番高い。

今期はパオジアンに仕事出来ないと話にならないと思ったのでいつもの調整ではなく一舞で最速ツツミ抜きまでSのラインを上げた。

また前シーズンまではテラス地面で使っていたがカイリューの神速、飛行テラバに両対応出来、若干いた炎パオジアン、イーユイ、ウィンディ等に刺せる岩テラスに変更した。

今期は岩テラスガモスの刺さりが非常に良かったように思う。

 

 

 

◆選出について◆

基本選出は

初手イダイナキバorディンルー(基本はイダイナキバ>ディンルーでステロの優先度が高い構築や受け駒多めの構築に対してはディンルー優先)

+

パオジアンウルガモスの並び(テラスはどちらで切るかをある程度選出の段階でイメージして決めておく)

ただし相手にテツノツツミがいる時は優先してこちらもテツノツツミを選出する。テツノツツミを出す時は基本テツノツツミにテラスを切る前提で選出を決める。

カイリューを出す時は目に見えて神速の一貫が出来ていてスイープしやすそうな構築やヘイラッシャ1クッションの構築でパオジアンの悪テラスかみくだく+カイリュー鉢巻逆鱗による役割集中からの破壊が狙えそうな構築。

 

〜以上本編終了〜

 

 

💣構築が出来るまで💣

ここからはどうやってこの構築が完成するに至ったか……

というより何がどうなって最終日前日に構築を組みなおさなければならなくなったかの経緯を書いていこうと思う。

正直余談なので構築の中身にしか興味無い人は読まなくても大丈夫。

結構長い駄文続くから気を付けて。

それではいきます。

 

まずこれが今期の構築のプロトタイプ。

この構築をちょこちょこ弄りながらシーズン中盤15日くらいまでのんびり使ってた。

順位は3桁前半〜後半行ったり来たり、たまに2桁タッチもしてた。

シーズン中盤過ぎたくらいにはディンルーが眠カゴ型になって受け駒をニヤニヤしながら嵌め殺してて今期の勝ち馬絶対こいつじゃん!ってなってた。

そして、20日前後だったと思う。一度目のジェットコースターで爆溶かし。8000位へストレート。戦犯はディンルー。技を当てない一撃技初撃で轟沈、果ては凍るし急所晒しまくるしもう思い返しただけでも嫌になるほどこいつがやらかしまくった。

そしてディンルー解雇を決意。

ここで一旦自分の構築に足りないものを真剣に考えてた。そして出た結論が

「芸 術 が 足 り な い」

急にどうした?と思った方、その思考は正常です安心してください。

でもですね、この時はマジでこれが突破口だと思ってたんです……

どういうことか分かってない人も多いと思うので要約すると構築に独自性が無いので勝ててないのだ!と思ってしまったわけです。

それでですね、芸術とは何か?という悩みに発展するわけですがね……

ちょうどこの悩みを抱えているタイミングでですねアニメを見たんですよ。

知ってる人も多いと思いますけどこの素晴らしい世界に爆焔を!ってアニメですね……

この素晴らしい世界に祝福を!って作品のスピンオフなんですけど見たことなくて興味あれば是非アニメでもラノベでも良いから見てみてください。めっちゃ面白いです。

んでこのアニメの5話を見た時ですね、ティンときたんですよね。これだ!って

「芸 術 と は 即 ち 爆 発 だ !」って……

思い立ったが早速ポケ轍で大爆発・自爆出来るポケモンを探してました。

迷走の始まりです。

そしてまず採用に至ったのが頑丈レッドカード大爆発キョジオーン。

まあこのポケモンに関しては普通に環境にいますし使えないこともなかったです。そして大爆発するのとっても気持ち良かったです。エクスプロージョン!!って叫びながら爆発してました。

まあ完全にアホですね。

なんだかんだ最終日の1週間前くらいまで大爆発キョジオーン使ってました。このポケモンに関してはとても楽しかったです。

ただですね、勝てなかったんですよ。

ずーっと3桁チャレ手前くらいから4桁前半彷徨ってました。

そしてキョジオーンが爆ぜるタイミングでハバタクカミ投げられてキョジオーンが無為に死んでいった試合で感情が消えたのをきっかけに他の爆裂ポケモンを探すことにしました。またポケ轍で。

そんで見つけてしまったんですよ。

自爆出来るポケモンの欄にブロロロームってポケモンを。

後の地獄巡り道先案内人です。

アチェンジノマテラ自爆ブロロローム強くね?ってなってブロロローム育成してたんですけどこのタイミングで、最速にすればギアチェンジ1回でブーストツツミまで抜けることに気付いたんですよ。んで、ダストシュートなら1回積めばツツミ倒せるしおまけにハバタクカミにもタイプ相性的に強い、そしてヘイラッシャなんかの受けポケに毒毒まで入れられる。

神ポケ見つけてしまったとこの時確信しました。

この時点で芸術とは爆発であるなんて最初のコンセプトが頭からすっぽ抜けてどっか行ってます。

まあ何はともあれ、勝利を確信して育成したわけですよ。

テラスは地震とか透かせる飛行テラスで育成しました。

そしてこのポケモンを基本選出に組み込み30戦。キョジオーンで爆ぜながら頑張って600位くらいまで上げてたレートが見るも無惨に15000位の彼方に消し飛びました。

結論から言うとブロロロームあり得ん弱かったです。そもそもダストシュートを主力技に換算してはいけなかった。

出した試合ほぼ全部負けました。

この出来事が最終日3日前。

流石に終わったと思いました。

が、バカなので諦めませんでした。

結果的にここで諦めず、溶かし過ぎて逆に正常な思考に戻ったのが救いでした。

翌日シーズン序盤に使ってた構築に戻してとりあえず構築練度と噛み合いだけで3桁後半までは戻すことに成功して、そこからはちゃんと何が必要で何が要らないかを考えました。

まず相手に負荷をかける初動が遅いラウドボーンが致命的なまでに環境に刺さってないためこの枠を別のポケモンに変更することにしました。

またハバタクカミをそもそもプレイヤーがうまく扱えてない、腐らせてる、このポケモンに対する理解が致命的に足りないと思ったのでこの枠も空けることにしました。

そして最後にコノヨザルの枠。初手以外に出して出来る強い動きが分からない、故に毎回初手固定。脳死で扱う分には確かに楽なポケモンだけど初手でしか機能しないポケモンは腐るのが早い。それに輪を掛けて呪いを採用してしまっているため能動的に相手に数的優位を渡すことになってしまう。

これらの点が致命的だと感じこの枠も空けることにしました。

次に何が必要か、何を残すべきか考えてみました。残ったのは3体パオジアン、ウルガモス、ディンルー。

残すべきものは正直もう明確でした。自分から積みの要素取ったら最早何も残らないのでウルガモスを軸にした積み展開の形は意地でも残すことに決めました。また、そもそもことの発端であるディンルーとかいうアホですが未だ信用は出来なくともしっかり当てて仕事してくれればちゃんと強いことは実感してたのでここは役割据え置きのまま使うことに。

最後にパオジアンの枠。ウルガモスを軸にした積み展開をするならやっぱりもう1体も積みポケにしたい。元々パオジアンウルガモスの並びはうちの必勝パターンの1つだったのでこの並びは変えたくないと思ったのでパオジアンに剣舞を搭載して極限まで破壊性能に特化することにしました。

これで構築の3体が決定しました。

あとは切ったポケモンに無かった要素を持ったポケモンをボックスの育成済から見繕ってくるだけでした。

相手にいきなり甚大な負荷をかけていくためにラウドボーンの代わりに鉢巻カイリュー、ステロも撒けるし対面性能高めで裏に置いても腐りにくい襷枠としてイダイナキバ、ここまでで絶望的にキツい相手のツツミへのメタとして役割を絞った上で汎用性も持てるテツノツツミ。

と、こんな感じで今回の構築が完成しました。

 

めっっっっちゃ長くなった……言語化って難しいね。。。

流石にここまで読んでくれたのはごくごく小数だと思うけど本当にありがとうございますm(_ _)m

最後の方超駄文失礼しました。

もし今回の構築で質問とか聞きたいことあればDMやリプ等頂ければ可能な限りお答えしますのでよろしくお願いします。

それではまたどこかで機会あればその時は是非よろしくお願いします!